それでは善き終末を

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読めるけどいいが分からない

「AIでこの仕事がなくなります」みたいなリストがでてたりするじゃないですか。AI導入で5年後には銀行員が3万人減るとか。

先日読んだ記事だと、ジャパンネット銀行は融資の審査をAIがやってるらしいんですよ。
銀行の融資担当者の仕事が無くなっていくわけですよ。
AIが「倍返しだ!」とか言いながら不正な融資をする担当上司の仕事奪っていくわけですね。

つまり「なくなる仕事」の前に
「仕事がなくなる人」がいるってのが問題ですよ。

で、読んでみました「AI vs 子供たち」
作者は、人工知能に大学受験問題を解かせる研究してる人です。
読んでて面白かったのが、人工知能は文章の読解力が低くて問題が解けないらしいんですよ。

「平面上にある四角形の各頂点からの距離の和が1番小さくなる点を求めよ」

人工知能って数学とかめっちゃ強そうじゃないですか。
でもこの問題が解けないらしいんですよ。
答えは「対角線の交点」ですよね、たぶん。
証明のやりかた忘れたけど。

いくら情報処理速くても問題の意味が分からないから解けない。

読めるけど意味が分からない
っていうのが人工知能の弱点らしいんですよ
だから、同じく読解力に弱点もってる人間は、人工知能に仕事とられちゃいますよ。
ってのがこの本の話です。

ただ、この本には「じゃあ、どうすれば読解力身につくんですか?」ってのは書いてないです。

で、僕考えたんですけど
人工知能の強みの一つって
「入力した情報を高速で出力する」だと思うんですよ。

だからウーマンラッシュアワーとかいうコンビの「情報を早口で言って拍手もらう」って芸、
これなんかは人工知能にもすぐできるんじゃないかって思うんですよ。

逆に、表面的にはかみ合ってる会話の意味や意図がどんどんずれておかしくなってくるお笑い芸人のネタ。
これは人工知能では理解できないと思うんですよ。
『和牛』とか『サンドウッチマン』とか

文字や数式で直接表現されていない意味や意図を理解する読解力。
それを伸ばすために必要なのは『和牛』のネタでしょうね。

ウーマンラッシュアワーなんか見てたらバカになる
とは言いませんけど、
読解力伸ばしたいなら『和牛』でしょうね。
洋服屋の店員のネタとか最高の教材だと思いますよ。

 

 

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
 

 

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