【テラスハウス】肉が消えた事を怒っているんじゃない 物語が消えたことを怒っているんだ【お肉事件】
昨日、職場で女性スタッフ3人が
『テラスハウス』ってTV番組の話で盛り上がってるわけヨ
『テラスハウス』…
20代の男女6人がシェアハウスで暮らすのを覗き見する。
そんな気持ちの悪い番組だ
その番組の中で事件があったらしい
住人の1人、 美容師の男がお客さんからもらった飛騨牛を冷蔵庫に入れていた
最高ランクの飛騨牛だ
それを他の住人が勝手に喰ったらしいんだな
しかも全部だ
そりゃ怒るよナ
男はこう言って怒ったらしい
「みんなからしたら、ただの肉かもしれない。
でもいろいろ思いがあるのよ、あの肉には・・」
その肉には物語があったわけヨ
それをオレの同僚(女:37歳)は
「めっちゃうけた」「男として器が小さい」とか言ってるわけヨ
そうじゃないだろう・・・
オレはそのスタッフに言ったわけヨ
「○○さん、いつもマグカップでハーブティー飲んでるじゃないですか
マグカップを息子さん(8歳)から誕生日プレゼントしてもらったら
嬉しくないですか?」
「なんでそんなこと聞くんですか?」
同僚がそう言うのを無視してオレは続けたわけヨ
「息子さんが半日かけていろいろ選んで決めたマグカップ
それを職場に持ってきたとしますよね、
それを僕が床に叩きつけて砕いたら怒りますか?」
「怒るでしょ、普通に・・」
「で、僕が『はい、同じマグカップ』って言って
同じメーカーの同じ形のマグカップを出したら納得しますか?」
「絶対許さない」と言うわけヨ
そうだろうな、物語が消えたわけだ、許すはずがない
息子にもらったマグカップにあって
オレが用意したマグカップに無いもの
それをオレは『物語』と呼んでいるわけヨ
「みんなからしたら、ただの肉かもしれない。
でもいろいろ思いがあるのよ、あの肉には・・」
その肉には彼の物語があった
お客さんと共有した大切な物語だ
彼は肉が消えた事を怒っているんじゃない
物語が消えたことを怒っているんだ
それをわからない人、彼にとっての物語の大きさをわからない人が
彼を小さいとか評価してはいけない
オレはそう思ったわけヨ