それでは善き終末を

身近な出来事、ニュースから思ったこと考えたことをつれづれなるままに書いていくブログ

孤独?つながりに飢えてるのか!?

老いて子無きを独といい、幼くして親無きを孤という 『孟子

 

昨夜22時、仕事帰り

最寄り駅から自宅まで歩いていた

 

30mほど先に懐中電灯で足元を照らしながら歩いている男がいた

スウェットパンツによれよれの長そでシャツ

首にタオルを巻いている

 

かなりゆっくり歩いていたので

年配の男性が犬の散歩をしているのだろうと思った

 

近くまで追いつくと犬はいない

「夜中の散歩か…運動不足解消か?」

と思いながら

私は歩道の左端に寄った

右端を歩く老人を追い越すためだ

 

隣に並んだとたん老人はペースを上げた

 

 

キモッ!

なにペース上げてんだよ!気色悪いわ!

と思いつつ歩いていると

 

明らかに老人は私と並走し始めた

並走というか、並歩か?そんな言い方あるのか?

とにかくこちらをちらちらみながらスピードを上げている

私と並びたいのか、追い越されたくないのかわからないが

こちらを意識しながら並走している

 

気持ち悪い…

本気で気持ち悪い…

 

30mほど並走しただろうか?

老人がこちらを意識しているので

こちらが意識して離れるしかないと思った私はペースダウン

老人を先に行かせた

5mほど差がつくと老人は振り返りながら私の前を横切りガードレールに腰を下ろした

 

私に勝ったとでも思っているのだろうか?

なにがしたかったのだ?

 

私の想像であるが

老人は私と何らかのつながりが欲しかったのではないだろうか?

競いたかったのか?

一緒に歩きたかったのか?

わからないがとにかく何らかの経験を私と共有したかったのだろう

 

気持ち悪い…

 

私もいづれあの老人と同じ年齢になるだろう

そのとき他人とのつながりに飢えたりすることのない人間になっていたいと思った