それでは善き終末を

身近な出来事、ニュースから思ったこと考えたことをつれづれなるままに書いていくブログ

今、職場のストレスがめっちゃ高いんですよ。
で、毎晩、職場近くの公園のベンチで腕立て伏せしてるんですよ。

精神的ストレスは大脳辺縁系を興奮させてアドレナリンとか血糖値を上げるホルモンを分泌させるんですよ。
なんのためかというとストレスの原因に対して逃げたり(逃走)、闘ったり(闘争)の行動を起こすために。

でも仕事中はできないじゃないですか闘争も逃走も
大脳新皮質がブレーキかけて行動を調節するんですね。
でもブレーキかけっぱなしだと加熱してブレーキ効かなくなってくるわけですよ

だからストレス反応をどうにかしなくちゃいけないってことで
職場の近所の公園のベンチで腕立て伏せしたりしてるんですよ。
深夜に。

昨日も公園のベンチに荷物を置いて腕立て伏せしようとストレッチしてたら
40代のスーツ着た男が近づいてきて、
「駅、あっちですか?」というので駅までの道を説明したんですよ。そしたら「座っていいですか?」って言うんですね。

2人掛のベンチが2台並んでるんで、勝手に座れよと思いつつ「ええ、いいんじゃないですか?」って答えたんですよ。そしたら私が荷物を置いたベンチに座ったんですよ。

いやいやいや、そこじゃねぇだろ!そこは俺のベンチ!あっちに座れよ!と一瞬思ったんですが
別に俺のベンチじゃないか・・・他人を変えようとするのも無益だしと思い直しまして。
「実は私、長野から・・・」と自己紹介を始めた男を無視して隣のベンチに移って腕立て伏せ始めたんですよ。

無視してるのに男は話しかけてくるんですよ。
「鍛えてるんですか?」「・・・」
「カッコいいですね」「・・・」
「おいくつですか?」「・・・」
「私いくつに見えます?」「・・・(女子か!)」
「私こう見えても40代なんですよ」「・・・(40代にみえるわ!)」

男を無視しきれなくなった私はストレッチをしながら少し話をしたんですよ。
その男は46歳、長野からネットワークビジネスのセミナー参加のために都内に来ていて、活性酸素の発生を抑えるサプリをのんでるから若く見えるだけじゃなく体の中から若いんだって言うんですよ。

私の仕事のこと聞いてきたんで、
私は56歳、警視庁の科捜研で表情認識型の嘘発見器の研究をしている心理学の研究員。規則性のある質問の組み合わせと答えるときの目の動きでその人の脳の使い方を特定しするシステムを脳の血流量を測定するMRIを使って研究してる。
って内容を話したんです。
もちろん全部ウソ。

その人は「50代には見えませんね」と繰り返し、
「大変貴重な話が聞けました」と大喜び。
明日、セミナーで「みんなにシェアしていいですか?」と言うのでやめとけ(笑)と思いつつ「ええ、構いませんよ」と答えました。