たとえば大恨民国(ダイハンミンコク)という国があるとする
たとえば大恨民国(ダイハンミンコク)という国があるとする
たとえば、だ
その国の人、ハン国人は
事実を覚えていられない
そして感情だけ記憶する
そういう特徴がある
中でも大切な感情は『恨み』だ
怒りの感情を絶え間なく繰り返し再現することだ
普通は事実を思い出し、その時の感情を思い出す
しかし、ハン国人に事実はない
だからハン国人は被害者意識を使う
「なんだかよくわからないけど被害者だから怒らなきゃ」
ってわけだ
被害者になるために良く使うのはふたつ
①強制された
無理やりつれてこられた、無理やりやらされた、無理やり変えられた・・だ
②盗まれた
仏像とかモノだったり文化だったりだ
文化の場合はこう言う
日本に酒の作り方を盗まれた、
だから我が国は『どぶろく(発酵させただけの白く濁った酒)』しか作れない
とか
日本のたくあんは我が国の料理人テック・アンが考案したものを日本人が盗んだ
てな感じだ
日本の食文化は全てハン国人から盗んだと言うわけだ
すべて盗まれたんだ、そりゃ怒るよナ
ハン国人は事実を覚えていられない
だから謝罪されたとかお金もらったとか・・
そういった事実はすぐに忘れちまう
だからご近所トラブルが治まらない
そして今日も恨む
怒りの感情を絶え間なく繰り返し再現する
ハン国人はこれを5000年(ハン万年)やっているという・・
注:大恨民国は架空の国家です。実在の国家・人物とは一切関係ありません・