それでは善き終末を

身近な出来事、ニュースから思ったこと考えたことをつれづれなるままに書いていくブログ

『依存症ビジネス』:ゲーム依存「早く飽きてほしい」から「依存症にしたい」へ

f:id:finalstate:20151116104938j:plain

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実

 

 

依存症に関する本です。

いろいろと怖い話が書いてありました。


中でも特に怖かったのが、ゲーム依存の話。

 

かつて、ゲーム会社はゲーム機やゲームソフトを売って稼いでいました。

そのため「早く飽きて次のゲームを買って欲しい」

それがゲーム会社の本音。

 

現在、オンラインゲームがメインの稼ぎのゲーム会社。

出来るだけ長期間ゲームやらせることで利用者から稼いでいます。

そのため「いつまでもゲームをしてほしい、依存するほどに」

というのが製作者の本音になりました。

 

この本のなかに、依存症に関する研究者がゲーム会社からコンサルティング契約を持ち

かけられる話が出てきます。

ゲームを作る側は意図的に依存するように作っているのですね。

 

ゲームに限らず、Facebook、LINEなど爆発的に普及するオンラインサービスは依存す

るよう設計されているのかもしれません。

そう考えるとLINE関連トラブルの異常さにも納得です。

 

「まぁ、そのうち飽きるだろう…」という考えは捨てないといけない、

依存し始めていると感じたら、

積極的に対策を立てないといけないのだと思いました。

依存のプロが依存させようとしているのだから・・

 

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実